マリンレジャー施設やスキー場などでのお仕事
リゾートバイトの中には、ホテルや旅館などの接客の仕事のほかに、マリンスタッフやスキー場スタッフなどのレジャー関連の仕事も豊富にあります。
マリンスタッフの仕事は多岐に渡り、体験型アトラクションのスタッフ、ダイビングなどのマリンスポーツのインストラクター、プールの監視員、水中観察船のガイドといったライセンスや経験が必要な仕事のほか、海の家などの店舗スタッフ、マリングッズの貸し出しやアトラクションの準備・清掃といった仕事もあります。勤務地は沖縄を始めとしてすべて海が美しい地域で、一定期間そこで過ごすだけで心が洗われそうです。
スキー場スタッフの仕事内容は、リフト係、リフト券の販売員、インストラクター、インフォメーション係、スキー・スノーボード用具レンタル係、スキー場施設内のレストランスタッフなど様々です。スキー場スタッフの仕事の最大の魅力は、バイト期間中、休みの日や勤務後の時間帯にスキーやスノボの練習が出来ること。1シーズン無料のリフト券を支給してもらえることもあります。通常だと数日間、年に数回しか行けないところを、1シーズン通して滑れるチャンスを手に出来るため、ウィンタースポーツ好きには最高の職場です。
現地での生活
マリンスタッフやスキー場スタッフも、他の職種と同様、職場近くにある寮に入ることがほとんどですが、レジャー関連の仕事は仲居やホールの仕事と比べて時給が低めであるため、バイトスタッフの年齢層が低く、寮も相部屋ということが多いようです。そのため、スタッフ同士が仲良くなれば毎晩飲み会！ということもあります。
とは言え、インストラクター系の職種のようにライセンスが必要な仕事はその分時給も上乗せされ、年齢層も高くなります。また、レジャー関連の仕事はすべて寮が相部屋というわけではなく個室を希望できる場合もありますので、仕事の後は1人でゆっくり過ごしたいという人は事前に希望を伝えておきましょう。
現地での生活で気をつけなければならないのは交通の便です。海のそばやスキー場は都市部から離れていることが多く、お休みの日に買い出しに行こうと思ってもバスや電車が1時間に1本あるかないか、ということも少なくありません。またうまく交通手段を使えたとしてもスーパーまで1時間以上かかるという地域もありますので、買い出しでお休みの日がつぶれてしまわないように、出かける予定は計画的に効率良く行う必要があります。
資格を持っていると優遇される職種
レジャー関連の仕事は北海道や沖縄、離島などの都市から遠く離れた地域が多く、その分基本的な時給は低めに設定されている仕事が多いですが、資格を持っていると優遇されて時給がアップする職種もいろいろとあります。マリンスタッフだとライフセービング協会の講習を受講していたり、ダイブマスターやダイビングインストラクターの資格を持っていたりすると、出来る職種がぐんと増えてお給料も上がります。小型船舶操縦免許があると更に優遇されるケースも多いようです。
スキー場で働くインストラクターも資格が必要です。全日本スキー連盟（SAJ）公認のスキー準指導員・スキー指導員の資格や日本スノーボード協会（JSBA）の公認インストラクターの資格、そして日本職業スキー教師協会（SIA）のスキー・スノーボード・テレマークスキー教師の資格など、応募する際に優遇される資格は各種あります。インストラクターとして現地で教室を開く際にこれらの資格のいずれかが必須の場合もあります。
スキーを滑りながらスキー場のロープやネットの設置や補修、リフト下の落とし物の改修、怪我人の救助などを行うスキーパトロールの仕事もスキー上級者でなければなりませんが、資格がない場合でもアシスタントとしてこの仕事に就ける場合もあります。
