選ばれる職種!人気のワケ
リゾートバイトには様々な職種があり、季節ごとに応募者が殺到する人気職種があります。人気の理由はそれぞれ応募する人の目的によって異なりますが、各職種には必要とされる能力やその仕事にしかない魅力があり、またその仕事を一定期間こなすことによって得ることができるスキルがあります。
数あるリゾートバイトの中でも人気を誇る4種類の仕事について、それぞれの職種に就いた場合の現地での生活や一日の流れ、向いている人の特徴や資質、持っていると優遇される資格、そしてその仕事ならではの魅力について見ていきたいと思います。
語学力を存分に活かせる「仲居」「フロント」
リゾートバイトにおける高時給の代表格である仲居。接客業の中でも特殊の部類に入る仕事です。着物を着こなして上品で華麗な動きをしながら、細やかな気配りと高いコミュニケーションが求められる仕事です。外国人のお客様も多く訪れるため、語学力やコミュニケーション能力を求められるような場面もあります。
朝早くから働き始め、「中抜け」と呼ばれる4〜5時間の休憩時間を経て夜遅くまで働きます。担当の部屋のお客様のお世話を一手に引き受け、お出迎えから食事の準備はもちろん、お客様が滞在中に不便を感じないためのすべての気配りが仕事です。お客様が滞在を終えて帰られるのを玄関で見送るまではまったく気が抜けず、体力も気も遣う仕事ですが、自らの仕事ぶりが旅館の印象を決定づけるという、大きなやりがいを感じることができます。
また、ホテルに到着したお客様が最初に接するのがホテルのフロント・ベルスタッフです。その一挙手一投足がホテルのレベルを表すことになるため、言葉遣いはもちろん、歩き方やお辞儀の角度まで、ハイレベルな作法が必要とされます。
外国人のお客様も多く訪れるため、英語はもちろん、近年では中国語や韓国語を話せるスタッフも優遇されます。まずは決まったフレーズから、そして慣れて来たらお客様に観光情報を詳しく説明したり、ちょっとした世間話におつき合いしたりできる程度の語学力を求められます。また、文化や価値観の異なるお客様にそれぞれ心地よく過ごしていただくには、ホテルスタッフのコミュニケーション力の高さが必要になってきます。「ありがとう」と言っていただける接客を目指して、日々勉強の仕事です。
リゾートバイトの定番「レストランホール」
リゾートバイトでのホールスタッフの仕事には、ホテルや旅館内にあるレストラン・バーラウンジ・宴会場・婚礼会場でのホールの仕事のほか、飲食店でのホール係の仕事もあり、赴任先によって仕事内容は少しずつ異なります。
どのスタイルの職場であっても、ホールは立ち仕事で勤務開始から終了まで、忙しい時間帯は特に息つく暇もありません。店内のお客様の食事や飲み物はもちろん、何か不都合を感じておられるお客様はいないかと目を配り、時には3つ4つの作業を同時進行で優先順位を間違えずに行わなければならないマルチタスクな業務でもあります。どんな時でも明るく笑顔で対応し、店内の雰囲気作りを積極的に行わなければならないという強い精神力と体力を必要とする仕事です。
趣味を仕事に活かせる「スキー場・マリンレジャー関連」
レジャー関連の仕事には、マリンスポーツのインストラクターやプールの監視員、体験型アトラクションのスタッフ、水中観察船のガイド、海の家の店舗スタッフ、マリングッズの貸し出しといったマリンスタッフ、そしてリフト係やリフト券の販売員、スキーやスノボのインストラクター、用具レンタル係、インフォメーション係などのスキー場スタッフがあります。
いずれも旅行で訪れた場合には数日しか楽しめないマリンスポーツやスキー・スノボなどをシーズン通して楽しめるという特典が魅力です。基本的な時給はいずれも低めですが、インストラクターなど資格が必要な職種については高めに設定されています。都市部から遠く離れた地域が多く、スタッフの年齢層が低めなのが特徴です。